春日部市中央の内科,呼吸器内科
有賀内科クリニック

〒344-0067
埼玉県春日部市中央1-4-6
オガワ第3ビル2階

Menu

  • HOME
  • 気管支喘息について
気管支喘息について

喘息について

当院は比較的多くの喘息患者さんが通院なさっています。
喘息は慢性疾患であるので病気の内容を患者さんによくご理解いただけるように心がけております。ここでは当院での指導内容の一部を紹介させていただきます。

喘息は、毎日の管理が肝心です

喘息は、発作がおきた時にだけ処置をすればいいというものではありません。
また、数週間で治る病気でもなく、糖尿病や高血圧と同じように、何年にもわたって毎日治療を続ける必要のある病気です。
そのため、毎日の管理を心掛けることが大切なのです。

喘息の薬

喘息はおこった発作しずめることはもちろん、発作がおこらないように予防することも大切です。
そのため喘息の治療薬には、
「発作治療薬」・・・おこってしまった発作をしずめる薬
「長期管理薬(コントローラー)」・・・発作がおこらないように毎日継続する薬
の2種類があります。
発作がおきないよう、長期管理薬で毎日ケアすることがとても大切です。

小児・成人にかかわらず、喘息における抗炎症治療薬は吸入ステロイド薬が基本です。それ以外の薬は追加治療薬の位置づけです。

治療をしないとどうなるか

喘息は気道の慢性炎症性疾患と定義されています。発作がおきたときにだけ薬を使い、毎日の気道の炎症治療を怠っていると、気道はますます敏感になり、発作をくり返すという悪循環につながります。その結果、気道壁が厚く硬くなります。これを、「気道のリモデリング」とよび、喘息の難治化・重症化を引きおこします。
この悪循環を断ち切るためにも、気道の炎症はきちんと治療することが大切です。発作がおきた際だけでなく、毎日ケアし続けなければなりません。長期的に治療を続け、気道の状態を安定に保ちましょう。

喘息を悪化させる原因の中には、遺伝的素因、アレルギー性素因、または環境因子など除去するのが難しいものもあります。季節の影響、ストレス、風邪も避けることは難しいと思われます。
しかし、毎日のケアを継続していれば、多少の季節変化や風邪であれば発作がおきにくくなります。
また最近では、肥満も喘息を悪化させる原因としてあげられています。
タバコに関しては、喫煙を続ける限り、喘息を良好に管理するのは困難であると考えます。